曖昧が嫌いな子。

普段レッスンで

いろんなタイプの子どもたちと

接している中で、

最近すごく思うことがあります。

 

 

それは、

 

『曖昧が嫌いな子』

 

が多いということ。

 

 

当教室のレッスンでは

英語だけで進める時と

日本語を使う時間とありますが、

アクティビティのルールや説明は

基本英語で行う、もしくは

説明はなしではじめることが多いです。

 

 

あと、

子どもたちから

 

「これ何ー?どーゆーことー?」

 

と質問された時は、

 

英語で説明するか、

ジェスチャーや表情を使って伝えます。

 

そこで分かれる反応は、

 

「うーん....

 あ!こーゆーこと??」

 

と考える子と、

 

「は?分からん!

 やから何なん??教えて!」

 

とすぐに

日本語での説明を求める子。

 

 

 

私がなぜ、

子どもたちが分からないことに

すぐに分かりやすく答えを言わないのかには

理由があります。

 

 

それは、

 

『想像してほしい』」

『自分で答えを見つけて欲しい』

 

からです...❗️

 

 

今の時代、

分からないことはすぐに

ネットで簡単に答えを探すことができます。

 

それに慣れてしまうと、

子どもたちは疑問に対して

すぐに”明確な答えを得ることが

習慣化”してしまい、

 

想像すること、考えることを

やめてしまうのです。

 

 

知らない言葉や

やり方が分からないことに対して

ストレスを感じ、

イライラしてしまうのです。

 

 

私がいくらヒントを出しても、

そこから考えようとはせず

「早く!」

と納得のいく説明、答えを求めます。

 

 

私がすぐに答えを言わないのには

もう1つ理由があるのですが、

 

それは、、

 

『人から教えてもらったことは

 忘れやすく、

 自分で探し出した答えは忘れない』

 

 

からです...❗️

 

 

聞かれたことに対して

私が子どもたちにすぐに答えを言うことは

簡単です。

 

ただ、それだと

子どもたちはすぐに忘れてしまいます。

 

ですが、

答えが気になり、多少時間がかかっても

自分で調べたことは記憶に残るんです。

 

 

 

レッスンで使用する教材、

BBカードやTAGAKIも

私は答えを言いません。

 

子どもたちにとにかく想像させ、

気づくヒントをちりばめます。

 

話をしっかり聞いている子、

 

おしゃべりに夢中な子、

 

他のことに気を取られている子、

 

いろんな子がいますが、

私の話を聞いている子はたくさんのことに

気づいていきます。

 

聞かずに後で「分からへん」と言う子ほど

考えずにすぐに説明や答えを求めます。

 

 

私の

 

「どうやろなぁ」

 

「考えておいで」

 

「お家で調べてみ」

 

を宿題にすることはたくさんあります。

 

 

 

バツかマルか。

 

正解か不正解か。

 

を、その場ではっきりさせることは

私にはあまり重要ではなく、

それは、

 

ぼんやり。

 

○○な感じ。

 

『曖昧なイメージ』

を描けるかどうかで、

英語力は大きく変わってくる

 

と思うからです!

 

 

自分よりレベルの高いリスニングや長文で、

一字一句全て

聞き取りや理解ができるわけがないですよね。

 

分からないものがあって当然。

 

そこから、

「分からへん」と

思考を止めてしまうのではなく、

 

『分かるところを集めて

 想像する』こと☝️

 

それができれば、

 

これから国際社会で生きていく上で、

どんな言語やバッググラウンドを持った

人たちともコミュニケーションを

とることができるのです。

 

 

 

先日の舞台発表会の感想でも、

子どもたちに

お兄ちゃんやお姉ちゃんたちの発表

どうだったか、とレッスンで聞いてみると、

多くが

 

「よう分からん」

 

でしたが、

 

 

子どもたちには、

 

「なんか全然言うてること分からへんわ」

 

ではなく、

 

分かるカケラを必死に集めて

 

「たぶん、○○みたいなこと

 言うてるんやと思う」

 

と言える子になってほしいなと

心から思っています。

 

 

 

そのためには、

保護者の方にもこの思いを伝えることと、

 

私が限られた時間でのレッスンで

子どもたちにどう接していくか。

 

それをさらによく考えていきたいと

思います😌

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