聞けない?!読めない?!理解できない?!
私は児童英語講師として
子どもたちに英語を教えていますが、
最近懸念していることがあります。
それは、
英語以前の問題。
英語はコミュニケーション言語🌍️
丸暗記では使えません。
英語を学ぶ以前に、
子どもたちの考える力が低ければ、
英語をやっていても
伸びてはいかないのです。
この言葉はこういう意味かな?
この人はこういうことを言いたいのかな?
これを伝えるためにはどうしたいいかな?
たくさんの“?”から脳をフル回転して
自分なりの答えを探しだし、
トライアンドエラーを繰り返して
上達していくのです。
そのためにも、
しっかりと考えれる
『国語力』
は必要不可欠です。
例えば
『読解力』や『思考力』☝️
以前、小学生の三女を見ていて
国語や算数、その他の勉強で気になったのが
これなんです。
勉強は知識として
きちんと理解はできていますが、
聞かれたことに対して
適切な答えが出せていなかったり、
読み取った情報から推測したり、
想像力を働かせて考えを膨らませたり
するのが難しかったり。。
今回はまず、
今の子どもたちが低下している
聞いたり読んだりした情報を
正しく読み取る力
『読解力』について💨
ここで例をあげると、
娘と一緒に取り組んだ
読解力の問題で以下のものがあります。
それぞれ1分で考えてみてください。
⬇️⬇️
韓国料理といえばビビンバ、トッポッキなど
いろいろあるが、韓国に来たら
絶対食べておきたいのが本場の焼き肉だ。
炭火でじっくり焼いたカルビ、
鉄板でこんがりと焼いたサムギョプサル、
ざく切りの野菜と炒めた甘辛いタッカルビなど
焼き肉だけでもさまざまな種類があって、
どれを食べたらいのか迷ってしまう。
問 : 筆者がすすめている韓国料理を含んでいる
ものを全て選びなさい。
A ビビンバ、サムギョプサル
B トッポッキ、ビビンバ
C 焼肉
⬆️⬆️
考えてみてください☝️☝️
答えは....
AとC です!
また、別の問題で
⬇️⬇️
アメリカ人の子どもがお絵描きをしている。
太陽を描くとき、黄色のクレヨンを
使いはじめた。「赤じゃないの?」と驚く人も
いるだろう。日本では、太陽の色といえば
赤色をイメージする人が多いはずだ。しかし
ある本によると、黄色や赤のほかに、
オレンジや白、金色で太陽を表す国もある
ということだ。物のとらえ方が住んでいる
ところによって異なることは、実に興味深い。
問 : 文章の内容と一致しないものを
すべて選びなさい。
A 太陽は、さまざまな色で描かれる。
B 太陽を描くときの色は、金色や白、
黄色などもある
C 太陽は、住んでいる場所によって
異なる色に変わる。
⬆️⬆️
答えは....
Cです!
どうでしたか?
これは対象年齢10歳からの問題です。
よく考えれば簡単な問題なのですが、
正確に読み取る力がなければ、
なんとなくの推測で答えを出そうとすれば
当然間違ってしまいます💨
勉強が分からない、という子は
まずは何のことを言っているのか。
そして、得た知識に対して
何を聞かれているのか。
それが曖昧で理解できていないのだと
思うのです。
きちんと情報を正確にキャッチできてからの
“自分の考え”、想像力、判断力だと
私は考えます😌
本を読むのが好きな三女で、
読書好きなら読解力は高いと
勝手に思い込んでいた私😅
本の内容をどう理解しているのか。。
そうふと気になり、
『読解力』の問題を解くようになりました💨
国語力なくして
英語力はありません。
単語や文法、発音だけをひたすら
詰め込んで練習させても
それは意味がないと
私は思っています...!