キラキラ留学への嫉妬【それって親のお金でしょ?】

私は英語講師をしていますが、

きちんとした長期の留学経験はありません。

 

 

1週間~1ヶ月弱の短期で

海外の語学学校に通ったことはありますが、

しっかりした英語力、英会話力がつくまで

現地の学校で学ぶことはできませんでした。

 

 

なぜなら...

 

お金がなかったから💦

 

 

私が英語に惹かれ、

海外へ行ってみたいと思ったのは中学生の頃。

 

母子家庭で家の中が荒れていた当時。

日本での日々の生活が

苦しいものでしかなかった中で、

 

1冊の写真集の中に写された

アメリカの景色が、

私を苦しい現実から

引き離してくれる気がしました...!

 

英語を好きになったというより、

 

海外への憧れから

私の英語への思いが膨らんだのだと思います😌

 

 

けれど、

母子家庭で経済的に苦しく、

今ほど国からのサポートも

ネットも情報もない時代に、

 

海外留学などというものは

私には夢のまた夢でした。。

 

 

進路は、国公立以外は考える余地もなく、

唯一習わせてもらっていたピアノだけは、と

奨学金と授業料免除を使い、大学へ。

自然に音楽教員への道しか

自分にはないのだと思っていました。

 

 

 

同級生の中には

外国語学部の私立へ進学したり、

 

長期で海外留学をする友人もいましたが、

 

私には、必死にバイトをして

貯めたお金で短期でできるだけお金をかけずに

海外へ行くことが精一杯でした🛫

 

もちろん、親に

 

「海外へ行きたい」

「留学したい」

 

「だから、お金を出してほしい」

 

と言ったことはありません。

 

そんなことは無理なのだと

はなから分かっていたし、

出してほしいと思ったことも

一度もありません。

 

 

結局、長期留学はできませんでしたが

こつこつ貯めたバイト代で

短期で旅に出たり、

 

大学卒業後はワーキングホリデーで

1年間オーストラリアに

滞在することができました。

 

 

そこでたくさんの学びはありましたが、

語学留学が目的ではなかったため

英語力は期待していたほどは伸びませんでした😓

 

 

今思えば、

 

どんな状況でも環境でも

自分に厳しくストイックに英語学習に

向き合えなかった自分の弱さ、

 

楽なコミュニティへの逃げが大きかったのだと

深く反省をするのですが、

 

当時、出国前も帰国後も、

長期留学経験者たちの

海外での充実した生活の話や

 

英語力の上がったキラキラした姿を見たり

聞いたりするたびに

 

嫉妬・妬み・ひがみでイライラしては、

 

「だって...」

 

「親のお金でしょ」

 

と自分との家庭環境の違いに

嫌気がさしていました。。

 

 

もちろん、留学した人たち皆が

親の金で楽に海外へ行き、

努力をしなかったわけではありません。

 

きっと苦労話もたくさんあることでしょう。

 

でも、当時の私は、

 

お金の苦労以外で

必死に頑張れるチャンスを

楽に手に入れれる、

お金の心配なく海外へ行ける、

 

そんな人たちが

嫌いでたまりませんでした。。

 

世の中なんて不平等。

 

いくら思い描くことがあっても

チャンスなんて自分には到底こない。

 

「どうせ自分は...」

やりたいことで夢見ることを諦め、

"現実からできること"でしか将来を考えられず、

 

いかに

『自分の力だけでなんとか生きていくか』

 

に固執しては、

常に自己肯定感も低かったように思います。

 

 

けれど、

海外での生活の目的は

 

英語学習だけではないこと。

 

自分の弱さに向き合うこと。

 

なりたい自分に向かって必死になること。

 

なのだと、海外へ行ってみて

分かったことがたくさんあります。

 

今は自分が親になり、

やはり子どもたちに

楽にチャンスをあげることはできません。

 

けれど、今は様々な

返済不要の奨学金システムや財団、

支援金やサポートの情報

たくさんあります...!

 

少しでも子どもたちが

やりたいことへのサポートを、と

今年は色々なところへ応募をし、

 

もちろん厳しい審査を経てですが、

海外へのチャンスをいただけたことに

とても感謝しています...✨️

 

今年娘たちがフィリピンやアメリカへ

行けたのは、

奨学金やプログラムで審査が通り

完全無料で行けています🛫

(私もまさかの無料航空券が当たるなんてこともありましたw)

 

 

経済的なことが理由で

チャンスがなかった自分と同じ思いを

子どもたちにはしてほしくない。

 

という思いから、

 

日頃から

 

お金の使い方。

 

"チャンス"を手にいれるための努力。

 

自分自身の強さも弱さにも向き合うこと。

 

を子どもたちに伝え、

 

親に頼らず自分でチャンスを掴み取れる

人材になってほしいと思っています。

 

 

親からの支援で、楽に手に入れたチャンスでは、

人は無我夢中に必死にはなれないと思うのです。

 

今の世の中、

海外留学へ行く学生はたくさんいますが、

 

そのうちどれだけの人が

自分の力でチャンスを手に入れるでしょう...?

 

親の力を借りるなとは言いません。

 

ただ、

 

"チャンス"は"結果・成果"として

返さなければならないのです。

 

楽しかった。

 

すごかった。

 

面白かった。

 

カッコ良かった。

 

だけで終わらず、

 

 

必死に苦労して、

 

たくさん泣いて、

 

壁をぶち破って、

 

カッコ悪いところだらけでも、

成長したと胸を張れる。

 

 

留学生には、そんな人になって

帰国してほしいなと心から思います...!

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