聞けない?!読めない?!理解できない?!
私は児童英語講師として
子どもたちに英語を教えていますが、
最近懸念していることがあります。
それは、
英語以前の問題。
英語はコミュニケーション言語️
丸暗記では使えません。
英語を学ぶ以前に、
子どもたちの考える力が低ければ、
英語をやっていても
伸びてはいかないのです。
この言葉はこういう意味かな?
この人はこういうことを言いたいのかな?
これを伝えるためにはどうしたいいかな?
たくさんの“?”から脳をフル回転して
自分なりの答えを探しだし、
トライアンドエラーを繰り返して
上達していくのです。
そのためにも、
しっかりと考えれる
『国語力』
は必要不可欠です。
例えば
『読解力』や『思考力』
以前、小学生の三女を見ていて
国語や算数、その他の勉強で気になったのが
これなんです。
勉強は知識として
きちんと理解はできていますが、
聞かれたことに対して
適切な答えが出せていなかったり、
読み取った情報から推測したり、
想像力を働かせて考えを膨らませたり
するのが難しかったり。。
今回はまず、
今の子どもたちが低下している
聞いたり読んだりした情報を
正しく読み取る力
『読解力』について
ここで例をあげると、
娘と一緒に取り組んだ
読解力の問題で以下のものがあります。
それぞれ1分で考えてみてください。
韓国料理といえばビビンバ、トッポッキなど
いろいろあるが、韓国に来たら
絶対食べておきたいのが本場の焼き肉だ。
炭火でじっくり焼いたカルビ、
鉄板でこんがりと焼いたサムギョプサル、
ざく切りの野菜と炒めた甘辛いタッカルビなど
焼き肉だけでもさまざまな種類があって、
どれを食べたらいのか迷ってしまう。
問 : 筆者がすすめている韓国料理を含んでいる
ものを全て選びなさい。
A ビビンバ、サムギョプサル
B トッポッキ、ビビンバ
C 焼肉
考えてみてください
答えは....
AとC です!
また、別の問題で
アメリカ人の子どもがお絵描きをしている。
太陽を描くとき、黄色のクレヨンを
使いはじめた。「赤じゃないの?」と驚く人も
いるだろう。日本では、太陽の色といえば
赤色をイメージする人が多いはずだ。しかし
ある本によると、黄色や赤のほかに、
オレンジや白、金色で太陽を表す国もある
ということだ。物のとらえ方が住んでいる
ところによって異なることは、実に興味深い。
問 : 文章の内容と一致しないものを
すべて選びなさい。
A 太陽は、さまざまな色で描かれる。
B 太陽を描くときの色は、金色や白、
黄色などもある
C 太陽は、住んでいる場所によって
異なる色に変わる。
答えは....
Cです!
どうでしたか?
これは対象年齢10歳からの問題です。
よく考えれば簡単な問題なのですが、
正確に読み取る力がなければ、
なんとなくの推測で答えを出そうとすれば
当然間違ってしまいます
勉強が分からない、という子は
まずは何のことを言っているのか。
そして、得た知識に対して
何を聞かれているのか。
それが曖昧で理解できていないのだと
思うのです。
きちんと情報を正確にキャッチできてからの
“自分の考え”、想像力、判断力だと
私は考えます
本を読むのが好きな三女で、
読書好きなら読解力は高いと
勝手に思い込んでいた私
本の内容をどう理解しているのか。。
そうふと気になり、
『読解力』の問題を解くようになりました
国語力なくして
英語力はありません。
単語や文法、発音だけをひたすら
詰め込んで練習させても
それは意味がないと
私は思っています...!